キャンピングカーの電気強化計画 その4

こちらの続きです。

バッテリーの説明に従ってバッテリーのバランスを取っている間に別のことを行います。
それは、走行充電器・DC-1220SPと統合(すぐれもの)充電器・CH-1225GFPの設定変更です。

上記の写真はまだバッテリー交換前のものですが、実際はバッテリー交換後のバランス取っている間に実施しています。

設定を変更する機器は写真の②と③の2つで、ディップスイッチとロータリースイッチをカチカチっと変更するだけなのでそれ自体は大したことがありませんが、そのスイッチが奥側にあるので機器そのものを取り外す必要があります。
機器の据え付けは縦の板にうまく設置されていて通常のドライバーや電ドラは使えない空間なので、スタビドライバが有ったほうが便利です。
取り外す順番は、①のインバータに接続されている電源ケーブルとリモコン用ケーブルを外して、インバータ本体を外します。①のインバーターを先に外さないと②と③はどうあがいても外せません。
②と③の機器をを外します。接続されている電源ケーブルは外す必要がありませんがバッテリーの熱検知センサーケーブルが伸びているので、これは事前に外しておく必要があります。

②と③を取り外したら、それぞれのディップスイッチとロータリースイッチを精密ドライバーで変更します。
私が参考にした情報は下記のブログを参考にさせていただきました。

すぐれもの充電器でリチウムバッテリーを満充電 - ジルとうなぎの 風に吹かれて気ままにキャンプ
今回は先日紹介したRENOGYの100AHのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーをキャンカーに積んだ。ディープサイクルバッテリーをリチウムに置き換えて既に分かっていることと、試してみたいことを挙げてみた。1.キャンカーで多く使われているすぐれも...
『puppy fullhouse リチウム化』
うちのPuppy fullhouseですが、こんな構成になっていました。さて、リチウム化は可能でしょうか?走行充電器→DC-1220SP外部充電器→CH-12…

設定値については、
 ②の走行充電器・DC-1220SPはロータリースイッチを”2:lifePO4”に設定しました。
 ③のすぐれもの充電器・CH-1225GFPはディップスイッチを”14.4V”に設定しました。

この後②と③を再度同じ位置にマウントして、①のインバータをもとの位置に固定してケーブルも再接続。バッテリーも接続してほぼ完了です。

デフォルトで付いているJUNTEK製の電流電圧計は設定をリセットして再設定が必要です。
電流電圧計のメーカーによる公式のYoutubeチャンネルもありましたが、下記のブログが非常にわかりやすかったので参考にさせていただきました。

旅は犬連れ

この後テストと本利用をしました。
サブバッテリーシステムだけのパターンと運転中にもエアコンを使いましたが、大きな問題は発生していません。
サブバッテリーだけで日中の炎天下で5時間近くエアコンを稼働させても全くバッテリーを気にする必要がありませんでした。リチウムイオンバッテリーなら300AHでも十分ですね。
一晩車中泊でエアコン稼働させっぱなしにしても30%以上は残っていました。

ただし、小さい問題はいくつか発生しています。
 1・主電源がONの時にインバータや冷蔵庫やMAXファンがOFFであっても、常時0.2~1.5Aほど放電されているっぽい。
  (JUNTEKの電流電圧計の表示調べ。どこで使っているのか??)
 2・室温が高いとリン酸鉄リチウムイオンバッテリーに充電がされない。
  (室内の温度計は41度の表示)
 3・BMSが過剰な制御を行っているのか、90%程度充電されると充電速度がかなり落ちる。
  (50%程度まで使用した後だと、ソーラーパネルからMAXで20Aで充電されています。)
 4・再設定直後はちゃんと動いていたJUNTEKの電流電圧計の残量表示が、1か月も過ぎたら100%で固定されるか88%で固定されていたので、鉛バッテリーの時と同じようにあまりアテにできないw
   再リセットしても状況変わらず。他メーカーの有線式に変えようか検討してます。

4以外は設置したRedodo製リン酸鉄リチウムイオンバッテリーのBMSに起因するものだと思います。
インバータもファンが回りっぱなしなので、電装部分の通気を強制することで改善できるかなと考えています。

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